企業法務、事業承継、遺産・相続・遺言、各種登記、成年後見などのご相談は、東京都千代田区の山本法務司法書士事務所まで。

ＤＶは、ただ殴る蹴るなどだけではありません。こんなこともＤＶになります。

　●身体的暴力 ... なぐる（グーで殴るだけじゃなくて平手でたたくことも）、ける、寸止めパンチをする、首をしめる、手や腕をつかむ、壁に押しつける、髪や耳などを引っ張る、殴るまねをしておどす、刃物を向ける、相手の近くに物を投げつける　などなど

　●精神的暴力 ... 無視する、わざと嫉妬させる、嫉妬して責める、やたら不機嫌になって当たる、自分の意見をおしつける　などなど

　●言葉の暴力 ... けなす、皮肉やいやみを言う、くり返し批判したり否定的なことを言う、お前は俺の言うことを聞いていればいいんだと言う、相手が嫌がる呼び方をする　などなど

　●社会的暴力 ... 行動をいつもチェックする、つき合う人や会う人を制限して孤立させる、電話やメールの履歴を勝手に見たり削除したりする、ひんぱんに電話をかけたりメールを送ったりする、相手の服装や髪形をけなしたり自分の好みを押しつける　などなど

　●経済的暴力 ... アルバイトをさせたりやめさせたりする、無理にお金を払わせる、借りたお金を返さない、借金をさせる、生活費を渡さない、家計を異常に細かく管理する　などなど

　●性的暴力 ... キスや性行為を強要する、避妊に協力しない、携帯電話で裸の写真を撮る、相手が嫌がるのにアダルトビデオやアダルト雑誌などを見せる　などなど

これらの行為は、いくつも複合的に行われます。刑罰法規に触れる犯罪（暴行・傷害罪など）は、ＤＶの一部にすぎません。

長期にわたって何度も繰り返され、わざと（故意に）行われます。

ＤＶ・デートＤＶは、親密な相手を暴力によって思いどおりにすることです。ＤＶをする人は自分の暴力を相手のせいにし、またＤＶをされる人は自分が悪いとか、自分が相手を変えてあげなくてはと考えがちです。でも、ＤＶをする人自身が変わる努力をしなければ変わりません。

ＤＶは人権侵害であり、どんな理由をつけようとも許されるものではありません。

DVで苦しんでいる方をまわりに見つけたら、ぜひ声をかけてあげてください。

そしてすぐにご相談ください。

Thank you. 森香苗

先日、ＤＶ（ドメスティック・バイオレンス）の講演会に行ってきました。

ＤＶには、結婚している夫婦や内縁の夫婦の間でおこる"ＤＶ"の他に、つき合っている恋人の間でおこる"デートＤＶ" があります。

デートＤＶって聞いたことありますか？恋人間のＤＶです。

別に結婚していないんだから、そんな暴力をふるうような恋人とは、すぐ別れればいいじゃん、と思う方が大半だと思います。私もそう思っていました。

・・・でも、そうじゃないんです。別れることが自力ではできないんです。理由はさまざま。

別れ話をすると暴力をふるわれるのが怖いから。この理由は分かりやすいかも。でも、事態はもっと深刻でした。 おまえはバカだ奴隷だと言われ続け自分はダメな人間なんだと思わせるマインドコントロールでこんなダメな私を殴り叱ってくれるこの人は一番信頼できる人だと思い込んだり、度重なる暴力に心がつぶれて病気になってしまったり。。。

　・どんなことが暴力になるのか？

　・ＤＶにあったらどこに相談に行けばいいのか？どこに逃げたらいいのか？

　・まわりの人はＤＶを発見したらどう対処すればいいのか？

DVの加害者は、暴力をふるっているという自覚がないといいます。暴力をふるうのは人として最低の行為、人権侵害です。どんな理由があっても許されることではない。

３日に１人、ＤＶで妻が夫に殺されているというデータも報告されました。

自分は被害者なんだということが分かったらすぐに逃げましょう！！

このコラムでもDVやデートDVについて情報提供していきたいと思います。

Thank you. 森香苗

昨日、女性と仕事の未来館で第１回家族法のセミナーを開催しました。

当日はお天気も良くてよかったです。

ご参加くださいました皆さま、どうもありがとうございました！

また、アンケートにもご協力いただきありがとうございます。

いただいたアンケートを見ると、ご興味のある話題の項目では、多くの方が 『遺言の仕方や、遺言をするメリットなどについて』 にチェックを入れておられました。

次回、２回目は、遺言についてにしようかな

開催日時が決まり次第、またお知らせさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。

 Thank you. 森香苗

今日、独立行政法人国民生活センター主催の、全国消費者フォーラムに行ってきました。この消費者フォーラムはこの時期に毎年開催されています。

「消費者の視点に立つ社会をめざして」をテーマに、様々な消費者問題に取り組む、公または私団体が、それぞれこの一年間に実践してきた活動や調査研究したことを、５つの分科会にテーマごとに分かれて発表します。

私は、「消費者トラブル防止への多様な取り組み」をテーマに、９つの団体が発表する、第３分科会に出席してきました。

消費者啓蒙活動として、寸劇調のミニコントをすることで、気を付けなければいけない悪質商法が分かりやすく伝えられていたり、本当に一言では言い表せないくらいの様々な試みがされていました。

発表する皆さんに共通する思いは、そういった悪質商法・悪徳商法や、分かりにくい契約などからくるトラブルをいかに防止するか、という思いです。

こうした地道な取り組みがあり、それを熱心に実践されている方々がいるからこそ、消費者問題の被害を防止することができる。もっともっと、国民皆に関心をもって知ってもらいたいです。自分には関係ないではなくて、明日は我が身、または明日は隣人の身に、ですから。

今後の自分の活動のあり方についてもとても参考になる、有意義なフォーラムでした。

Thank you. 森香苗